キジ島は、長さ約7km、幅500mの細長い島です。 キジ島は、オネガ湖の約5000の島々に囲まれています。
16世紀に始まったとされるキジ・ポゴストと呼ばれる木造教会建築群は、ロシアの古い文化遺産の一つになっています。
キジという単語は、この地方の先住民であったカレリア人やヴェプス人の言葉で「祭礼の場」を意味しています。

16世紀頃には、プレオプラジェンスカヤ教会とポクローフスカヤ教会の原型がありました。
しかし、1690年にプレオプラジェンスカヤ教会は落雷で焼失し、ポクローフスカヤ教会も老朽化の為に破却されました。
その後、ピョートル大帝によるサンクト・ペテルブルクの造営に代表されるように社会建設の熱を帯びた時代精神が、キジ島の木造建築復興を促しました。
1714年、復興したプレオプラジェンスカヤ教会は22の玉葱型ドームを持ち、最上部には高さ37mのドームを持った、木造バロック建築となりました。
1764年には、ポクローフスカヤ教会は9つのドームを持って再建されました。
そして、1874年に鐘楼が建造されました。その鐘楼には18鐘のロシアン・ベルが設営されています。

プレオプラジェンスカヤ教会と鐘楼	右がポクローフスカヤ教会

左が鐘楼	右がポクローフスカヤ教会

鐘楼とポクローフスカヤ教会	鐘楼とポクローフスカヤ教会

鐘楼とプレオプラジェンスカヤ教会	鐘楼

鐘撞き場	18鐘のロシアン・ベルが付いています

ロシアン・ベル	ロシアン・ベル

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