川越の「時の鐘」は、寛永4年から11年(1624〜1644年)の間に、
川越城主の酒井忠勝(さかいただかつ)によって、常連寺の境内に
建立されたのが最初と伝えられています。
寛永16年(1634)に川越城主になった松平信綱(まつだいらのぶつな)が、
前年の大火で灰燼と帰した町を再生する為に、新しい町割りを実施し、
その際に鐘楼を、十ヵ町の中心地である現在の場所に再建しました。
ここで鐘を鳴らすと、町の東西南北に均等に鳴り響いたと言われています。
「時の鐘」は、度重なる火災で、鐘楼や鐘そのものが消失しました。
現在の「時の鐘」は4代目で、明治26年(1893年)に起きた川越大火の翌年に再建されたものです。
明治27年(1894)に完成し、江戸時代の形をほぼそのまま再現しました。
木造3階建て、高さ16.2メートル、鐘の重さは731.25キロです。
「時の鐘」は、環境省の「残したい日本の音風景100選」に選ばれ、
現在も1日4回、6時、正午、15時、18時、川越の町に鳴り響いています。
現在は電動式で、1回に6度鳴らしています。
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「かねつき通り」を東に向かって見た「時の鐘」 |
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731.25キロの鐘 |
枚朝夕6時と、正午と午後3時の4回鳴らされる「時の鐘」 |
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